JTCのファクタリングとは?メリットやデメリットも解説!

JTCのファクタリングとは?メリットやデメリットも解説!

経営者向けの資金調達手段として注目を集めるファクタリング。今回はJTCというファクタリング会社に注目してみます。サービス内容や利用のメリット・デメリットを詳しく解説します。

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ファクタリング会社JTCの概要

ファクタリング会社JTCの概要

JTCはファクタリング業界で一定の評価を得ている会社です。具体的な特徴や申し込みの流れを確認し、JTCの全体像を把握しましょう。

JTCの会社情報

JTCの会社情報について紹介します。

会社名株式会社JTC
代表者名奥村淳司
電話番号0120-934-196
設立年月日2013年6月24日
本店住所愛知県名古屋市中区錦2-17-28 CK15伏見ビル5階
資本金8,000万円
法人番号4180001110314

JTCは名古屋資本のファクタリング業者であり、メディア掲載実績のある企業です。土日対応も可能で、本社は名古屋ですが東京と大阪に営業所があります。

JTCの特徴

JTCは2社間、3社間両方のファクタリングに対応しています。2社間ファクタリングはJTCと申込者のみで完結する形式、3社間ファクタリングはさらに取引先が加わる形式を指します。

最低買取可能額は100万円からとなっており、上限はありません。ただし年商7,000万円以上の企業が対象となるため、比較的規模の大きな企業向けのサービスといえるでしょう。

情報セキュリティの面では国際規格ISO27001を取得しているため、顧客情報の管理体制は整っているといえます。取り扱う情報の機密性を考えると、この点は重要なポイントといえるでしょう。

出張サービスもJTCの特徴です。遠方の企業でも直接担当者と対面で相談できるのは大きなメリットとなるでしょう。

申し込みの流れ

JTCの利用を検討する場合は、申し込みの流れを理解しておくことが重要です。2者間の場合を例に説明しましょう。まず、公式サイトから問い合わせを行い、基本的な情報を伝えます。

次に、入金予定などの必要書類を提出します。メールもしくはFAXで送りましょう。必要書類の提出後、審査が行われ、企業の財務状況や売掛金の内容が精査されます。最短1日で終わる場合もあるようです。

審査に通過した場合は、売掛金の売買契約と、売掛金集金事務に係る事務委託契約を結びます。不明点があれば遠慮せず確認しましょう。その後、JTCから入金されます。資金調達の目的が達成される瞬間です。

最後に取引先から売掛金の回収を行い、その売掛金をJTCに支払いし、すべて完了となります。

JTCの必要書類

JTCを利用する際に必要となる書類について説明します。

まず、ファクタリング(仮)審査時に必要となる書類は「申し込み書」です。申し込み書は公式サイトからダウンロードできます。「入金予定」「支払予定」の資料も必要となりますので、事前に準備しておくと良いでしょう。

取引状況を確認するため、「入金口座(通帳の写し)」も必要です。「当座照合表」がある場合はそちらも提出する必要があります。

次に、ファクタリング契約時に必要となる書類は、「登記簿謄本(履歴事項全部証明書)」「印鑑証明(法人)」「決算書」です。

登記簿謄本(履歴事項全部証明書)(※公式サイトでは単に「謄本」と記載されているもの)と印鑑証明(法人)はともに、取得日より1週間以内の物が3通必要です。決算書は勘定科目を含むものを用意する必要があります。

なお、利用者によって必要書類が変更する場合もあるので、詳しくはJTCに問い合わせることをおすすめします。

JTCのメリットとデメリット

JTCのメリットとデメリット

JTCの利用を検討する場合は、メリットとデメリットを正確に理解することが重要です。良いところも悪いところも把握することで、自社にとって適切な選択ができるでしょう。

メリット

JTCのメリットの一つは安心して利用できる点です。先述のISO27001取得や出張サービスの提供など、顧客に寄り添った姿勢がみられます。経営者にとって、信頼できる相手と取引できることは非常に重要です。

入金スピードの速さも大きなメリットといえます。資金繰りに悩む企業にとって、迅速な資金調達は事業継続の生命線です。

出張サービスによって遠方からでも利用できる点も見逃せません。地方の企業にとっては、都心部の企業と同じサービスを受けられることは大きなメリットです。

デメリット

一方でデメリットも存在します。一番のメリットは対象となる企業の範囲が狭い点です。年商7,000万円以上という条件は、多くの中小企業にとってはハードルが高いといえるでしょう。

また、JTCのファクタリング利用可能金額は100万円からで、100万円以下の債権を売却する場合は他のファクタリング業者に申し込む必要があります。

JTCがおすすめな企業や状況

JTCは全ての企業に適しているわけではありません。年商7,000万円以上で100万円以上の売掛債権がある企業が主な対象となります。この条件に該当する企業であれば、JTCの利用を検討する価値は十分にあるでしょう。

支払期日よりも早く資金調達したい場合も、JTCの利用を検討しても良いでしょう。急な設備投資や運転資金の確保など、タイミングが重要な場面で力を発揮します。

JTCの口コミと評判

JTCの口コミと評判

JTCの実際の利用者からの声を確認することで、サービスの実態がより明確になります。良い評価と悪い評価の両方をみていきましょう。

良い口コミ

ある利用者からは次のような声が寄せられています。

法人1期目で融資は難しい状況だったのでファクタリングを選びました。名古屋市内にもファクタリング会社はあるにはあるのですが、申し込みには決算書が必須だったため依頼先は自然とこちらに決まった感じです。社員の対応は申し分なく、売掛金を現金化してハイ終わりというよりは、財務や融資の相談にも乗ってくれました。元より1回のファクタリングで資金繰りが改善するとは思ってなかったので、充実したフォローはありがたかったです。

ファクタリング会社の口コミより引用

この声からは、JTCの柔軟な対応と充実したサポート体制がうかがえます。特に新規事業者にとっては心強いサービスといえるでしょう。

別の利用者からは以下のコメントがありました。

利用条件に年商が設けられており、会社規模が小さすぎる場合は利用できません。うちは利用要件としてはギリギリでしたが、JTCは見積内容が良好だったことに加え、名古屋所在という立地的な側面も考慮に入れつつ選ばせて頂きました。地元企業としては、遠くの有名企業よりも近くの地域密着企業の方が安心できます。

ファクタリング会社の口コミより引用

地域密着型の企業として評価されている点が特徴的です。地元企業との取引に安心感を覚える経営者は多いでしょう。

さらに別の利用者からは次の評価がありました。

銀行融資は通るか分からず時間も掛かりそうだったので、JTCを利用することにしました。 ファクタリングの利用を決めたのが土曜日だったのですが、JTCは土日祝日も対応してくれたので助かりました。 入金の対応も早めで翌週早々には入金されましたし、新規事業投資ができたことの対価として手数料も高いとは感じませんでした。 今後も機会があればまた利用するつもりです。

ファクタリング会社の口コミより引用

迅速な対応と柔軟な営業時間が評価されています。急な資金需要に対応できる点は、多くの経営者にとって魅力的でしょう。

悪い口コミ

一方で、JTCには改善を求める声も寄せられています。ある利用者は次のように述べています。

自分自身としては申し込みを行う場合に取引先に資金繰りが悪化している信用度が低いマイナスイメージを持たれてしまうこと。またファクタリングを利用をする場合に取引先への通知とその同意書を入手することが必要なため手続きに時間がかかってしまうのでマイナスイメージを払拭できるようなケアともう少し手続きの時間を短くしてほしいと思います。

ファクマドより引用

ファクタリング利用によるイメージダウンや手続きの複雑さを指摘する声もあります。

別の利用者からは以下の指摘がありました。

審査はやや厳しく少額取引に対してはあまり対応して無さそうだったので、もう少し少額取引でも対応してくれたらサービス向上できるかと

ファクマドより引用

少額取引への対応を求める声です。この点はJTCの事業戦略に関わる部分であり、改善には時間がかかる可能性があります。

まとめ

JTCは2社間・3社間ファクタリングに対応し、ISO27001を取得、出張サービスも提供する信頼性の高いファクタリング会社です。年商7000万円以上の企業が主な対象となり、急な資金需要に対応できる点が大きな特徴です。

一方で対象企業の範囲が限定的である点がデメリットとしてあげられます。売掛金が100万円に満たない、また年商7000万円に満たない企業は申し込めません。契約時には、登記簿謄本や印鑑証明、決算書の用意が必要です。即日で利用したい場合はこれらの書類の用意が必要です。

この記事を書いた人

ファクタリングの 達人編集部のアバター

ファクタリングの 達人編集部

自らの経験に基づいた、ファクタリングや与信管理に関する豊富な実績を持ち、これまでに数百社の取引をサポート。
当メディアでは企業の資金繰りに役立つ情報発信を行うとともに、中小企業向けにファクタリングのアドバイザリーサービスも提供しています。

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