大手ファクタリング会社18選!選ぶ際のポイントもご紹介!

大手ファクタリング会社18選!選ぶ際のポイントもご紹介!

資金繰りに悩む社長や個人事業主の方々に、信頼できる大手ファクタリング会社を紹介します。ファクタリングは売掛金を早期に現金化できる便利な資金調達法ですが、多くの会社が存在するため、どの会社を選べばよいか迷うこともあるでしょう。

この記事では、大手企業が運営するファクタリング会社の特徴や選び方のポイントを詳しく解説していきます。自社に最適なファクタリング会社を見つけ、スムーズな資金調達を実現しましょう。

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大手ファクタリング会社の種類

大手ファクタリング会社の種類

大手ファクタリング会社は主に3つのタイプに分類されます。独立系、ノンバンク系、銀行系です。

各タイプには特徴があり、資金需要や事業状況によって最適な選択肢が変わってきます。それぞれの特徴を細かく見ていきましょう。

独立系ファクタリング

独立系ファクタリング会社は融通が利きやすいのが特徴です。柔軟な審査基準を採用しているため、他の金融機関では難しい場合でも資金調達できる可能性があります。

多くの独立系ファクタリング会社は即日での資金調達に対応しており、オンラインファクタリングを利用すれば最短即日で入金が可能です。急な資金需要がある企業にとって大きなメリットとなるでしょう。

しかし、銀行系やノンバンク系と比較して、手数料が高い傾向にあります。独立系が自力で経営を行う必要があることや、比較的リスクの高い売掛債権も取り扱うことが理由として挙げられます。

ノンバンク系ファクタリング会社

ノンバンク系ファクタリング会社の主な特徴は3社間取引がメインだという点です。3社間取引とは、企業、ファクタリング会社、売掛先企業の3社で行うファクタリングのことを指します。

3社間ファクタリングは、売掛先から直接返済を受けるためリスクが低く、手数料を抑えられるメリットがあります。ただし、資金調達までの時間が長くなる傾向があることも理解しておきましょう。

銀行系ファクタリング会社

銀行系ファクタリング会社は大手銀行グループの一員として運営されています。そのため、利用情報が親会社である銀行に通知される可能性があります。長期的かつ頻繁な利用は、将来の銀行融資に影響を与える可能性があるため注意が必要です。

銀行系の大きなメリットは、比較的手数料が安いことです。ただし審査に時間がかかるため、緊急の資金需要には向いていない可能性があります。

大手ファクタリング会社を利用するメリット

大手ファクタリング会社を利用するメリット

大手ファクタリング会社の利用には、いくつかのメリットがあります。ここでは、3つの主なメリットについて見ていきましょう。

実績豊富で信用度が高い

大手ファクタリング会社の最大の強みは、豊富な実績と高い信用度です。長年の取引実績があるため、トラブルのリスクが低く安心して利用できます。また、金融庁への登録や適切な情報開示など、コンプライアンス面でも信頼できます。

大手企業が運営しているため、突然の倒産や事業停止のリスクも低いです。取引の安全性が高く、長期的な取引関係を築きやすいのも特徴といえるでしょう。

比較的手数料が安い

大手ファクタリング会社は規模のメリットを活かし、比較的安い手数料を実現しています。多くの取引をこなすことで1件あたりのコストを抑えられるためです。

ただし、手数料の安さは、取引条件によって変動します。利用する際は、複数の会社から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

買取限度額が大きい

大手ファクタリング会社は資金力があるため、買取限度額が大きいのが特徴です。特に銀行系のファクタリング会社は、比較的高い限度額を提供しています。

大口売掛金を抱える企業や、複数の売掛金をまとめて現金化したい企業にとって、非常に有利といえるでしょう。

種類別大手ファクタリング会社一覧

種類別大手ファクタリング会社一覧

ここでは独立系、ノンバンク系、銀行系の大手ファクタリング会社を紹介します。各社の特徴を把握し、自社に合った資金調達先を見つける参考にしてください。

独立系の大手ファクタリング会社8社

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業者名特徴審査スピード入金スピード手数料契約方法申し込み資格利用限度額
ビートレーディングオンライン完結、必要書類2種類、創業1年未満も可最短30分最短2時間2社間:4%~12%
3社間:2%~9%
2社間、3社間法人、個人事業主上限下限なし
日本中小企業金融サポート機構中小企業・個人事業主向け、必要書類2種類、オンライン完結最短30分早ければ当日中2社間:1.5〜10.0%
3社間:1.5〜10.0%
2社間、3社間法人、個人事業主上限下限なし
PayToday (ペイトゥデイ)AI審査、オンライン完結、手数料1~9.5%最短30分最短30分1%〜9.5%2社間法人、個人事業主、フリーランス10万円〜上限なし
OLTA (オルタ)AI審査、オンライン完結、手数料2~9%最短即日最短即日2.0〜9.0%2社間法人、個人事業主、フリーランス不明
ベストファクター最短1日のスピード資金調達、2社間可能、業界最高水準の手数料最短30分お申込み当日2%〜20%2社間、3社間、注文書法人、個人事業主未回収の売上額30万円〜
WIT(ウィット)2社間・3社間対応、オンライン完結、コンサルティング可能最短30分最短2時間2社間:5.0〜20.0%
3社間:不明
2社間、3社間法人、個人事業主下限なし〜不明
PMG最短2時間で現金化、経営コンサルティングあり最短2時間最短2時間3.0〜8.0%2社間、3社間法人、個人事業主50万円~2億円
ファクタリングZEROオンライン完結、1年未満企業可、土曜営業最短即日最短即日1.5~10%2社間、3社間法人、個人事業主20~5,000万円

独立系ファクタリング会社は、審査や入金のスピードが速く、オンライン完結やAI審査を導入しているところが多いのが特徴です。また、個人事業主やフリーランスにも対応している会社が多く見られます。

ノンバンク系の大手ファクタリング会社5社

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業者名特徴審査スピード入金スピード手数料契約方法申し込み資格利用限度額
AGビジネスサポートOFA加盟で安全性高、初回買取上限金額高最短即日最短即日2~12%2社間、3社間法人、個人事業主10万円~上限なし
オリックスファクタリング診療・介護・調剤報酬対応、手数料1%から非公開非公開1.0%〜3社間法人、個人事業主300万円〜
三田証券医療機関・介護事業者・調剤薬局向け、最大4ヵ月分調達可能最短1週間最短1週間5.0〜15.0%3社間法人、個人事業主非公開
GMOイプシロン医療・介護報酬のみ対応、手数料最大0.8%約5営業日約5営業日~0.8%3社間法人、個人事業主50〜5,000万円
入金QUICKオンライン完結、請求書管理システムの一環、手数料0.5%から非公開最短2営業日0.5〜3.8%2社間法人30万円~

ノンバンク系ファクタリング会社は、医療・介護関連の報酬に特化したサービスを提供している会社が目立ちます。手数料も比較的低めに設定されている傾向があります。

銀行系の大手ファクタリング会社5社

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業者名特徴審査スピード入金スピード手数料契約方法申し込み資格利用限度額
三菱UFJファクター売上債権の保証や与信管理をサポート、工事請負代金等を保証非公開非公開非公開3社間法人100〜1,000万円
みずほファクター保証ファクタリングや国際ファクタリングにも対応、3社間のみ非公開非公開非公開非公開非公開200万円〜
三井住友カード(旧SMBCファイナンスサービス)保証ファクタリングと国際ファクタリング、手形買取のみ非公開非公開非公開非公開非公開非公開
りそな決済サービス一括ファクタリング、保証ファクタリング、国際ファクタリング対応非公開非公開非公開非公開非公開非公開
SHIKIN+(資金プラス)AIによる事前審査、信頼性が高い、手数料0.5%~最短即日最短即日0.5%~2社間法人数万円~数億円

銀行系ファクタリング会社は、保証ファクタリングや国際ファクタリングなど、より専門的なサービスを提供している傾向が見られます。ただし、多くの情報が非公開となっているのが特徴的です。

SHIKIN+(資金プラス)は、銀行系でありながらAIを活用した迅速な審査や競争力のある手数料を提供しており、他の銀行系ファクタリング会社とは異なる特徴を持っています。

各社で審査スピード、入金スピード、手数料、契約方法、申し込み資格、利用限度額が異なるため、利用を検討する際は自社の状況に合わせて慎重に選択することが重要です。また、これらの条件は変更される可能性があるため、最新の情報を各社に直接確認することをおすすめします。

大手ファクタリング会社を選ぶ際のポイント

大手ファクタリング会社を選ぶ際のポイント

大手ファクタリング会社を選ぶ際に押さえておきたい重要なポイントをご紹介します。効果的な資金調達を実現するためには総合的に判断し、最適な選択をすることが重要です。

取引形態

ファクタリングの取引形態には主に2社間取引3社間取引があります。2社間取引はファクタリング会社と資金調達する会社の間で完結するため、手続きが比較的簡単です。

一方、3社間取引は売掛金の支払い先である会社も取引に加わります。少し複雑にはなりますが、リスクの分散や手数料の低減などのメリットが生まれる可能性があります。

取引形態を選択する際は、償還請求権の有無を確認しましょう。償還請求権とは、支払い先企業が倒産などで支払い不能になった場合に、ファクタリング会社が資金調達した会社に返金を求める権利のことです。2社間取引では一般的に償還請求権がありますが、3社間取引では償還請求権なしの取引も可能です。

手数料

ファクタリングの手数料は取引形態や会社によって異なります。2社間ファクタリングの手数料は一般的に10~30%程度です。3社間ファクタリングの手数料は1~9%とやや安めです。銀行系は全体的に手数料が安い傾向にあります。

手数料の種類にも注意が必要です。

基本手数料以外に、登記費用、振込手数料、交通費、印紙代などが発生する場合があります。

ファクタリングを検討する際は、基本手数料だけでなく、全体のコスト構造を理解する必要があるでしょう。

資金調達までの日数

資金調達のスピードも重要な選択ポイントです。2社間ファクタリングは審査が早く、条件が合えば最短即日での資金調達が可能です。3社間ファクタリングは2社間ファクタリングより時間がかかる傾向にあります。

銀行系のファクタリング会社については特に注意が必要です。通常、2社間ファクタリングに対応しておらず、即日での資金調達が難しい場合も多いでしょう。銀行系の低い手数料に魅力を感じても、急ぎの資金需要がある場合は十分に考慮する必要があります。

買取限度額

買取限度額は企業規模や信用度によって変わります。大手ファクタリング会社は豊富な資金力を背景に、高い買取限度額を設定しているのが一般的です。しかし、大手でも、企業規模や信用度によっても大きく変わるため、複数の会社を比較検討することが大切です。

銀行系は親会社である銀行の信用力と資金力を活かし、非常に高い買取限度額を提供する傾向があります。

大規模な資金調達を検討している場合は、銀行系の利用を検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

大手ファクタリング会社は独立系、ノンバンク系、銀行系の3つに大別されます。独立系は柔軟な対応が強みですが手数料は高め、ノンバンク系は3社間取引がメインで手数料は中程度、銀行系は手数料が安く買取限度額が大きい傾向にあります。

自社状況に応じて、取引形態、手数料、資金調達スピード、買取限度額などを総合的に判断して選ぶことが大切です。また、ファクタリングを利用する際は、事前に複数の会社を比較検討し、契約内容をしっかりと確認しましょう。

適切な会社を選ぶことで、資金繰りの改善や事業拡大のチャンスにつながります。ファクタリングを上手に活用し、企業の成長と安定した経営を実現してください。

この記事を書いた人

自らの経験に基づいた、ファクタリングや与信管理に関する豊富な実績を持ち、これまでに数百社の取引をサポート。
当メディアでは企業の資金繰りに役立つ情報発信を行うとともに、中小企業向けにファクタリングのアドバイザリーサービスも提供しています。

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